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爪白癬よりも脂漏性皮膚炎効果的なニゾラールクリーム

踵のクリームを塗っている女性

高温多湿の季節が毎年訪れる日本では、様々な水虫治療薬があります。ただどれを使っても同じ効果がもたらされるというわけではなく、爪白癬であれば錠剤タイプをというのが基本です。

抗真菌薬は白癬菌だけでなくカンジダ病の真菌にも抗菌効果があるので使用されるのですが、同じ白癬菌が関係する病気でも脂漏性皮膚炎に関しては、ニゾラールクリームが唯一適応するということを知っておきましょう。他にも有名なラミシールを使っても治ることはないのです。

脂漏性皮膚炎とは頭皮や顔などに起こる炎症です。夏の暑い時期には汗もかくし紫外線も強く、どうしても肌トラブルは起こりやすいのですが、脂漏性皮膚炎の場合はカビが原因であるために抗真菌薬を使わねば治ることはありません。そこで処方されるのがニゾラールクリームというわけです。何しろ脂漏性皮膚炎にはマラセチアという真菌が関与しています。マラセチア自体は10種類以上存在するのですが、その中のマラセチア・フルフルこそが様々な症状を引き起こす原因になります。ニゾラールクリームのケトコナゾールという有効成分が働くと、この菌の細胞膜の生合成をストップできるようです。唯一適応の薬なので、どうせ白癬菌が関係するしとラミシールを使うのは薬代と時間の無駄でしかありません。

単なる皮膚トラブルと勘違いしてしまうケースの多い脂漏性皮膚炎についてですが、頭皮にまるでフケのようなものが大量に出てくるようになったり鼻周辺がかゆみ・赤らみ・湿疹などの症状を起こしたら、もしかしてと疑ってみた方が良いかも知れません。脂漏性という名の通り、皮脂分泌が多い場所を中心に起こるので、鼻や頭皮が危険なのです。ただ人によっては首の周辺や胸・背中などまで炎症が広がり湿疹が出ることもあります。分かりにくいのですがとりあえず皮膚のトラブルなので皮膚科を受診すれば、すぐに原因は分かります。

フケが増えたからとただシャンプーの回数を多くしても意味はなく、ニゾラールを配合したシャンプーを使わねばなりません。頭皮の状態が悪化すると薄毛になることもあります。ただでさえ成人男性の5人に1人は薄毛を悩んでいると言いますし、これ以上原因は作らないようにすべきです。女性も女性ホルモンがあるため男性ほどではないにしても、毛が細くなったり抜け毛が増えるとやはり全体的に薄くなってしまいますから、注意は必要です。軽度の段階で病院に行き、ニゾラールクリームを処方してもらうようにしましょう。